雇われ嫁の備忘録

42歳主婦が人生を変えようと奮闘する話

2022-01-01から1年間の記事一覧

第12話 悩んだあの頃

私には3人の子供がいます。 ちょうど16年前第一子となる長女が産まれました。 それと同時に私は会社から2つの選択を提示されました。 1つ目は、子供を保育園に預けてこのまま自営業の手伝いという仕事を続けるか。 2つ目は、会社を一旦辞めて子育てに専念す…

第11話 一番怖いもの

ちょうど今から24年前。 高校卒業してすぐに就職することを選んだ私は、大手航空会社の機内食を作る所へ就職しました。 今思えば、あそこほど恵まれた職場環境はないと思えますが、そこはまだハタチにも満たない子供です。 始めて直面する多種多様な年齢と人…

第10話 願いを叶えるぞう

気がつくと話し始めてから30分以上も経ってしまっていた。 外はすっかり薄暗くなっていた。 「どうも遅くまで時間取らせてしまって申し訳なかったね。どうもありがとう。」 予定していた時間を大幅に過ぎてしまったにもかかわらず、若手従業員さんはニコニコ…

第9話 聞き取り調査

上司である夫の母は、それはそれは働き者だ。 もう70も目前だというのに朝は早くから夕方まで働き通し お昼ごはんもままならず、時には夜にも溜まった仕事をこなし、果ては夜中にも工場へ赴いて製品の管理をしている ここへ嫁いでくる前に、義理の父から言わ…

第8話 逸材

10年も同じ会社にいると色々な人に出会います いろんな人が去っていき、いろんな人が面接にやってくる 現在、従業員の多くは私の後に入社して来た方ばかり。 そして年上の方がほとんどです。 これまで出会ってきた従業員さんたちは ごくごく一般的な就業形式…

第7話 乗り越える

子供の頃から争い事を避けて来ました。 友達と本気の喧嘩なんてした事はありませんでした。 いつもニコニコ決して怒らない それが昔からの私を知る人達の私のイメージ 笑っていれば平和にいく 怒らなければ誰とも気まずくならない 頼まれたことを嫌とは言え…

第6話 筋肉は

コロナで日本中が暗いムードに包み込まれていました。 なるべく人との接触を避けてうちに籠もるのが吉。 外にでも出ようものなら、またたく間に感染してしまう そんな錯覚にさえ陥るくらい、このウイルスに対する人々の恐怖は計り知れない時期でした。 まだ…

第5話 絶頂から谷底へ

2020年2月 この年は例年に比べて雪がほとんど降らない年だった 毎朝起きるたびにウンザリするような大雪も無い スコップでの雪かきで次の日筋肉痛に襲われることも無い なんて快適なんだろう こう思えるようになったのは、私が雪国でそれなりの月日を過ごし…

第4話 素晴らしき世界

この地に嫁いできて早十数年 最初の頃は、一ヶ月もすれば義理両親とも仲良くなれるし友達だってすぐにできる そう思って疑いませんでした。 ある意味凄いな どれだけ自己肯定感が高かったんだろう私は 当たり前だが、思い描いていたルートを順調に進めるわけ…

第3話 コンサート

たまたまでした いつものようにツイッターをなんとなく眺めていたら、 「ゲームのキャラクターに混じっていても違和感のない歌手」 という感じで軽くバズっているツイートが目に止まりました。 その歌手の方は、漫画のキャラクターの様な衣装に、バリバリメ…

第2話 現代の医療技術って凄い

診察を終えて調剤薬局で薬を貰い自家用車に乗り込んだ。 え……こんなに安くていいんですか???? これが最大の驚きでした。 それまでの精神科のイメージでは 診察代と薬代がとても高額という極めて勝手な思い込みでおりました 調べもせずこうだろうと勝手に…

第1話 人生の分岐点

雇われ嫁の備忘録 あれは確かコロナが流行りだす一ヶ月ほど前の事だったと記憶しております。 あの頃の私は本当に心身ともに疲弊しておりました。 仕事をしていても物忘れがひどく、数分前に確認したことも覚えていない。 本気で自分は若年性アルツハイマー…

はじめまして、gomaです。

42歳主婦。とても充実した毎日を送っています。 充実しすぎてほんと一日24時間じゃ足りません。 私には夢があります。 夫も会社の売上を今より1.5倍にする事。 従業員さんたちの給料をプラス3万円にそれぞれすることです。 そして 誰もが楽しく充実した一日…